Chankgのガバガバ日記

ちゃんこがのモラトリアム備忘録です

好きなもの#001 「フリクリ」

 

大丈夫ですって。

ハムスターと違って、(子供は)勝手に大きくなるもんですよ。 

 -ナンダバ・カモン(ナオ太の父) 最終話「フリクラ」

フリクリ 第一話「フリクリ」 [DVD]

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個性を感じるものが好きです。

キャラクターの説明文とか、固有能力とか。ああいうのが大好物なんですよね。その時やっていないゲームですら、そのキャラクターの背景ストーリー、キャラクター特性、個々の戦略等々を見ながらご飯を食べることができます。デッドバイデイライトで出来ました。ハントレスとかオススメです。今度から好きな食べ物の記入欄に書こうかな。

 

www65.atwiki.jp

 

ただこれは何もゲームに限った話ではなくて、実生活の自分の行動においても言えます。何かを選ぶ時、議論する時なんかはとても顕著で、どこかで他人とは違う事がしたいという気持ちが根底にあると自分自身感じています。

大学生の頃はピンクの自転車なんかに乗ってたなあ。あの頃の自分にあだ名つけるならイキリピンク太郎で決まりです。

 

※ちなみにもっと全体的にピンクでした

 

ところで社会人になりたての頃、スピーチ練習というものがありました。そこでも、私はこの考えが根底にあり、絶対みんなが選ばない事柄を題にしてスピーチしていました。覚えている限りで実際に選んだ題材は以下です。

この中でも特に覚えているのが題名にもあるFLCLです。これがもうめちゃくちゃ好きなアニメで、もうめちゃくちゃに好きだったからこそ、想いのままに話そうと思い、あえて何も準備せずにスピーチに臨んで大失敗しました。

何があえてやねん!そういうところがオタクなんやぞ!

 

こういう事情もあり、最初に好きな事を書くときはFLCLについて書こうと決めていました。

 

 

※オタクなので長いです

※本編のネタバレ含みます

※トイレは2回に分けて読んでください

 

 

FLCLの好きなところは色々あります。

デザイン、演出、独特のセリフ回し・・・。その全てが私の心にヘッドショット判定(ダメージ2倍)を叩き出していました。

 

 

そして何よりも好きなのがストーリーです。

FLCLのアートブックには「大人は子供のことを何もわかっちゃいない」という記載があります。そうやって観てみると、劇中には「大人」と「子供」という言葉が至る所に散りばめられているのがわかります。 

 

中身の成長していないバカ大人め。

ーナンバダ・ナオタ

  

タッくんは、まだ子供だから。

ーハルハラ・ハル子 

 

この作品はとても抽象的で、劇中に詳しい説明がありません。そのため、個々人によって感想が分かれる作品なのですが、私はこの「大人と子供」がテーマだと思っています。

 

 

以下、あらすじです。

・・・・・・・・・

主人公ナンバダ・ナオ太(タッくん)はマセた小学生です。自分は常識的な人間だと思っていて、常識のない大人を「バカ大人」と呼んでいます。

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ある日突然、そんなナオタの元に破天荒なお姉さんハルハラ・ハル子がやってきて、家に居座り始めます。

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ハルハラ・ハル子がやってきた事を皮切りに、謎のロボットとの戦いに巻き込まれ、ナオ太に非日常が訪れます。時がたつにつれ、ハル子のことを「バカ大人」と呼びながらも、ナオ太はハル子に恋をしてしまいます。

 しかしそのハル子の正体は宇宙人であり、その目的は、地球を犠牲にしてでも宇宙海賊アトモスクの力を手に入れる事でした。そのためには(色々あって)ナオ太の力が必要だったのです。

そしてそれを止めんとするアマラオ 

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3者のやり取りは最終話でクライマックスを迎えます。

 

アマラオはナオ太に言います。

みんなを助けたいと思うだろ?それが普通なんだから。大人だったらこっちに来い!

でもナオ太には、宇宙海賊アトモスクのことも、なぜロボットが戦っているのかも、「バカ大人」と思っているハル子はいったい何者なのかも、ずっとわからないままです。突然地球のことを言われても、もちろんわかりません。

だから、ハル子への恋を選びます。

ガキが!

そう言って、ナオ太を吐き捨てるアマラオ。 

 

そうして始まった宇宙海賊アトモスクの力を巡る最後の戦い。

その中で、その力は宇宙の彼方へと消えていってしまうのでした。

 

最後に、また宇宙に旅立つハル子はナオ太に言います。

一緒に行く?

・・・やっぱダメ。タッくんはさ、まだ子供だから。

そうやってナオ太はフラられてしまいます。

 

ハル子はいなくなり、ナオ太は中学生になりました。

中学生になっただけの、いつもの街で、いつもの日常に戻るのでした。

 ・・・・・・

 

大人と子供の境界線って何でしょう。

子供でも礼儀正しい人はいますし、大人でも駄々をこねる人がいます。

こうやって書くと、まだまだ自分にはわからない事だらけで、世界とか、地球とか言われてもまだ全然わからなくて、もしかして自分はまだまだ子供なんじゃないかな、なんて思ったりします。

大人になれる日がいつかなんてわかりませんし、そもそも大人ってなんなのかわからなくなってしまいます。

 

ただ、この作品で私が感じたことは「何が起きても、人は勝手に成長する」ということです。

 

FLCLでは地球の存命をかけた戦いが繰り広げられますが、終わってみればいつもの街、いつもの日常が待っていて、小学生が恋をしてフラれて中学生になっただけの話と言えます。

 

皆様はどうでしょう。今までの人生には何があったでしょうか。

どんな範囲の方まで読んでいるのかは知る由もないのですが、三者三様に、様々な経験をしてきた方がいることでしょう。フラれた事もあれば、もっと大変な事だってあったでしょう。私だってそうです。

 

それでも勝手に、中学生、高校生、大学生、社会人と、今まで成長してきました。

この先どんな大きな出来事が起きても、きっとそうなんだと思います。

 

何が起きても、人は勝手に成長する。

そう思うと、これからの未来に対してもなんだか勇気が沸いてくる気がします。

 

だから、FLCLが好きです。

 

 

 

そろそろ締めます。 

 

なげーーーよ!!!!!!!!!!! 

今日の自分にあだ名をつけると、イキリ話長太郎で決まりですね。 

 

実はこれでも削ってます。マミ美やthe pillowsのこととかも書きたかった。